昨今の自分とジャニーズ

 

 

 

はてなブログはじめました。

 

 

どうもこんにちは。

関西ジャニーズJrのLil かんさい嶋﨑斗亜くんとAぇが好き、凡人オタクのあむです。

 

前例のない感染ウイルス拡大によって、日本だけでなく世界規模で大きく生活そのものが変化している現状にあり、自分の中にいるオタクの私は日々引きこもって泣いている。

Aぇ! groupが初座長公演を務めるはずだった春松竹は全公演中止、Lil かんさいが勝ち取った初めての単独公演も念願のAぇ!groupライブハウスでの公演も全て予定日時では開催できず。

手放した現場のチャンスは片手でなんて数え切れぬほどになってしまい、「中止」という言葉に初期の頃感じていた虚しさややるせなさは日々薄れ、最後には「だろうな」としか思えなくなってしまうほど感覚が麻痺している。きっといちいち悲しんでいたら自分が壊れてしまいそうなほどダメージが大きい。自分の形を維持するために身体が無理やり感情を撤去して対応してくれているんだろうな、と客観的にそう感じている。

 

少なからず今の自分の感情は非常に繊細で脆くなっていることを前提にブログを読み進めていただきたい。きっと過去の自分じゃここまで感情の起伏は激しくなかったと思う。個人的な視点に偏りすぎているからこれ読んでイライラしはじめたら早急にこのブログは見なかったことにしていただきたい。対立したい願望はこちらには無い。

 

 

これから進めていく話は端的に言うと

「ジャニーズブランドについて」

 

自粛期間に入ると、収録も無くなりどれだけ売れっ子のタレントだって仕事量は激減した。こんな時つくづく思う、アイドルって不安定なお仕事だなと。

そんな中、このご時世でもできる仕事がある。その中のひとつが「無料コンテンツの活用」である。ISLANDTVやYouTubeが例に挙げられるだろう。「StayHome」を事務所一丸となって掲げているせいで撮影場所も自宅にせざるえない状況。普段メレンゲの気持ちぐらいでしか見られなかったアイドルの自宅がごく自然な形で全世界に配信されることが起こっている。これに関してはアイドル自身がプライバシーに気をつけて撮影してな!頑張ってな!ありがとうな!しか正直出てこない。しかし、問題は自己プロデュースの幅が大きく広がってしまったこと、アイドル個人に発信する内容を委託されすぎてしまっていることがここまで変化をもたらしてしまっているのではないかと考える。

数年前を考えてみてほしい。ジャニーズがまだSNSの世界で存在を認められなかった時代。せっかく表紙を飾っても自担はグレーに塗りつぶされる。試写会にて好きなアイドルは主演なのにSNS用の撮影ではカメラからフレームアウトさせられる。作品公式のアカウントには「photo by・・・」の形でしか存在が示されない。ドラマなどの出演者情報にはジャニーズのアイドルだけが絶妙に微妙なイラスト。デジタル鎖国、これが当たり前でこれが普通だった。「今の時代についていけてない。事務所の考えは古い」なんてこぞって罵声を浴びせるオタクもいたが、ジャニーズってこういうもんだとどこか諦めていた。突如ネット解禁されたときオタクは騒然とした。試写会の写真の中に高画質な錦戸亮Twitterにいる!あの騒ぎは凄まじかったのを鮮明に覚えている。あの頃はデメリットなんて目もくれず喜ばしいばかりだった気がする。

 

ネット鎖国は元々ジャニーさんの考えだったらしい。肖像の管理に厳しい、つまり肖像に対して多大なる価値を見出していたからこその判断だったらしい。ジャニーズのエンターテイメントのあり方は日常とのつながりを全て断ち切って、特別な世界観を創り出す。その努力もあって非日常の至高を形にしていたのではないかなとジャニーさんが亡き今考えたりする。私は「ジャニーズとは非日常の至高」が全てだと思っている。

 

ジャニーズらしさ・・・ジャニーズブランドとよく言うがこの価値は最近ではどうなんだろうか。足を踏み入れたものしか知ることが出来ないユートピア的な世界だったものが、とてつもなく自分のすぐ近くまできてしまっている気がする。

 

私はメルヘンチックなオタクのため、よく現場の最後にアイドル自身から伝えられる「僕達は離れていても皆さんのずっとそばにいます」が大好きだ。毎回お決まりのセリフやん、絶対あたしらが泣いててもそばにいてくれへんやん、そもそもあたしの存在なんか知らんやん。そんな現実的なことわかっている。でも、無性にその言葉を純度100%で受け入れたいと思うのはオタクの性だと思っている。目には見えない関係性を重んじてこそジャニオタは楽しい。私に限っては決してアイドルとの物理的距離の近さなんて願ってはいない。一方的でかまわないから良質な夢を見させて欲しいだけ。それを叶えてくれるのはジャニーズだからだった。

 

最近よく見かけるジャニーズの「質問コーナー」

これが生理的に受け付けない。このスタンツが受け付けない。質問を受けて答えたらファンに自ら歩み寄ってるつもり?ファン一人一人に向き合ってる俺ってかっこいい?

 

・・・違うんだよ違うんだよな。ジャニーズのオタクってのはジャニオタになった時から虚妄の天才なんだよ。アイドルが輝けば輝いてくれるほど私たちはもっと好きになるし、好きになればなるほど虚妄の幅も広がるんだよ。救いようのないくらい気持ちの悪いことを言ってるのは自覚はしているけれど、そんな性的なものでなくて。ファンへ歩み寄る方法は自分のパフォーマンスでどんどん歩み寄ってくれたらいいんだよと言いたい。自分のアイドルとしての生き様と言葉の発信の仕方が上手になればいくらでもファンは勝手に心理的距離を近づけてくるんだよ。だいぶ抽象的な言い回しにはなってしまったけれど、私たちがすきになったきっかけは決して自分のことだけを見てくれるからではなかったはず。パフォーマンスで魅せればファンは勝手に近づこうとしてくる。

 

人には「優越感」や「独占欲」があるから雲の上の存在のアイドルにさらに近づきたいと思うし、この世に存在してるの?って夢見心地なくらいがたまらなく幻想的で焦らされるがゆえに好きが爆発するんだよな。

だから頼む。そんなオタクの近くまで降りてこないでくれ。

 

 

こんな時代になったからこそ「協力垢」という新たな存在がうまれたらしい。自分の大好きなアイドルに自分の質問を読んでもらいたい・・・つまり自分とアイドルが繋がったという証拠がほしいがために協力して自分の投稿をお互いに目立たせるために労力をさくアカウントらしい。そんな詳しくは知らんけど。大多数はアイドルと適切な距離感の中、その中で幸せを見つけ出して勝手に楽しんでる。だけど昔からヤラカシだったり情報垢だったり害オタは一定数いるわけで。心理的に目的としてはその害オタと違いはないんだろうなと思う。違う世界の人間を見るようにみている。どうでもいいが、世に残る形でしか承認欲求が満たされないオタクは可哀想だなと思う。私なら合法的なやり方でアイドルの目線を直接奪いに行く。目に入るインパクトの強い団扇を作ることに時間はさきたいと思ってしまう。

 

 

 

無料コンテンツの中にやりすぎだと感じる映像もあった。非常に美しくなかった。恥ずかしかった。

大好きなジャニーズ事務所のアイドルが汚れてみえた。ジャニオタを公言するのは人それぞれ違う。私も彼の前でジャニオタ偏見をもたれるのが恥ずかしくて黙っていた過去もある。「ちょっと詳しい」ぐらいが限界だった。でもその恥ずかしさの真相はきっと「アイドルに奇声を上げてる自分が恥ずかしい」「夢をみている大人だと思われるのが恥ずかしい」などといった、あくまで自分自身に問題があった。大多数の人間はジャニーズはかっこいいと言う。だから「ジャニーズってかっこいいよね」っていうのは恥ずかしくはない。これもジャニーズブランドだと思っている。ジャニーズ自体はかっこよくて美しい存在という認識なのはジャニオタも大多数の一般の人たちも変わらない。しかし、ジャニーズ事務所の無料コンテンツに性的な想像させるような動画をみつけた一般の人たちは何を感じるだろう。たちまちジャニオタはやらしい映像を見て興奮している人たちのレッテルを貼られてしまう。ジャニーズのアイドルはこんな際どいことをしてあれだけのファンを獲得していると認識される。それが嫌でたまらない。映画ピンクとグレーで中島裕翔くんがベッドシーンをしていた。この時の感情とはまた違う。仕事として求められているものを表現している彼はかっこよかった。でもあのISLANDTVの映像はただの「安売り」だ。あんな動画が反響が大きいと評価されるならこぞってどのJrもやりかねない。私がJrなら売れるためにお易い御用だ。負のループが始まった気がしてならなかった。ジャニーズブランドすらも軽蔑されるような世界ならばもう降りてしまいたいとまで考えた。

 

奇跡みたいな尊い関係が好きで、そんな一方通行な嘘みたいな世界が美しくて好きだ。世界の汚れすらも意識させないくらい夢をみられる時間が好きだ。

 

ファンにアピールするコンテンツが増えすぎてしまったよな。Jrにスポットライトがよく当たるようになって努力は報われやすくなっているとは思う。だけど正直、ジャニーズのアイドルとしてステージで輝くために努力してほしい。目の前にいる自分には興味が無いはずのファンを自分に惚れさせられるスペックを身につけるために努力してほしい。でもその努力って今やとてつもなく効率が悪いもんな。ダンスや歌を微々たる変化しかわからないくらいに上達させるならISLANDTVでバズる企画をする方が圧倒的にファンの獲得には繋がるから。

 

でも今の若い子たちにジャニーさんの考えって伝わってるのかな。ネット鎖国してきた意図は知ってるのかな。

 

非日常空間を創るために努力してほしい。もっと夢を持たせてほしい。「魅せ方」を自身で学んでくれ。与えられた、限られた時間のなかでどれだけ自分をアピールできるかに全員が全力を注いでいた時代に戻ってほしい。

過去も今も「Jrのタイムリミット」は存在しているのにも関わらず何故か焦りが見えない。圧倒される必死さが伝わってこない。露出の場面が他にもあるからなのかな。世代の風潮なのかな。でもそんなもののせいにしていたら君の熱意に惚れたファンは離れていくよ。君の幸せを心から願ってるファンがほしいのは毎日の無料コンテンツへの投稿じゃなく、ジャニーズ事務所のアイドルとしてステージで必死に輝こうとする君の姿なんだよ。今のファンを引き留めるためのつなぎにしか見えない内容が多すぎる。少なくともアイドルの輝く場所は無料コンテンツの画面越しじゃないはず。

 

アイドルのせいばかりでもない。

「なんのためにお金を使っているのか分からなくなる」そんなオタクが出てきたらもう終わりじゃないかと思う。SNSをやめてって言ってる訳じゃなくて。広告としてテレビ映画雑誌以外を活用するのは今のデジタルの時代に見合っているのかもしれない。けれど、かつて何故ジャニーズがあれだけSNSのコンテンツを拒否した理由をもう少し若い世代にわかりやすく伝えてあげてほしい。SNSは運営側が使っているのであってアイドルは私たちの存在を見ていない、知らないを貫いてほしい。今を共に生きるアイドルだから鍵アカウントでプライベートで使用していることもわかっているし、自分の渾身のパフォーマンスが実際どのように見えているのか気になってエゴサーチをしていることも薄々わかっている。でも、私たちに見ている確信を持たせないでほしい。アイドルと繋がるツールは手軽なものなんかじゃなく限られた空間だけであってほしい。

 

ジャニーズ同士の距離感はいくらでも近づいてくれていい。でもファンとの距離感は過去も今もこれからもずっと変わらなくたっていいんだよ。非日常的な空間という存在が自分を幸せにしてくれるとわかっているだけで頑張れることがあるから。

自分からジャニーズのブランドを下げるようなことはやめてくれ。

 

 

 

ジャニオタは変化を嫌う。

 

 

 

自分もそんなオタクの1人だと自覚している。

発展や進化には変化が付きものであることもわかっている。

 

しかし古き良きジャニーズを支えに

生きてきた過去がとてつもなく幸せだったからこそ

自分の幸せを奪われたくないというのが本音。

その幸せが奪われそうで恐怖心に駆られているのが本音。

 

どのような形であれ、

そんなオタクがいることが伝わればいいなと思う。

小心者でアイドルに嫌われたくないオタクだから

直接なんて言えないけれど。

 

私自身はこれからも変化なく

アイドルに転がされて生きていくんだろうけど。